Torを使って中国ネット規制を回避する

 中国のISPやIXでは万里の長城と呼ばれる、URL、IP、キーワードでフィルタリングをかけて"有害な"サイトへのアクセスを規制するシステムが入っている。
政治的な話はおいとくとして、googleキャッシュ、geocities、infoseek、niftyの各サーバーや政府系(go.jp)URLなどまで規制されちゃうと、仕事や遊びの情報収集に不便でしょうがない。

 FireFox等のIE以外のブラウザを使ってproxyをさせば結構回避できる。が、最近はcybersyndrome等のメジャー系串検索サイトまでアクセス規制をされてしまっているので、串探しがめんどくさい。

 何かいい方法はないかなと探していたら、Tor(The Onion Router) というソフトを見つけた。
詳細は紹介サイト【Tor】の導入方法等に詳しいが、中国で日本のサイトを見るための用途では、
■メリット
・いちいち生きている串を探して切り替える煩わしさが無い。
・暗号化接続のためキーワードでのフィルタリングが利かないっぽい。
■デメリット
・遅くなる。
他人の踏み台にされる可能性がある(と思う)。←嘘書いてました。デフォルト設定では他人の踏み台にはならないとの事

XPsp2、FireFox(Swich proxyプラグイン導入済み)、広東省東莞市のISPという環境では、結構快適に使えている。

困ってる方は、メリット・デメリット良く調べた上で試されてはいかがでしょうか。

05/06/12追記
/.Jで突っ込みいただきました。(#749001)(#749663)

 ・デフォルトでは他人の通信を転送しない(client)
 ・Torネットワーク内での転送だけを許可するモードあり(middleman server)
 ・外のネットワークへの出口になることも可能(server)

との事です。よく調べずに正反対な事を書いてしまいました。
ごめんなさい。